きょうは大判の未来を語ろうか。いまやカメラはデジタル全盛で、究極の便利・簡単が達成されて、銀塩仲間も大方デジタルにいってしまった。むろんデジカメは記録装置としてはたいしたもので、このページでも大いに使っている。というより、デジタルでないとページそのものが成り立たない。 フィルムで撮ってはいるが、掲載される画像はスキャナーで読み取ったものだ。カラー写真はみなデジカメだし、題字わきのイラストにしても、お絵描きソフトとマウスで描いたデジタル絵画である。「孤高の大判族」なんて気取ってみても、しょせんはフィルムに写すまででしかない。いや、実はそこまでが何より面白いのだが‥‥。 ◆そっけないプロフェッショナル そのフィルムの雲行きが怪しくなっている。カットフィルムの現像が不自由になった、イギリスサイズが消滅した、ブローニーや35ミリ判もどんどん種類が減っている、と憂鬱なニュースが続く。となれば、どうし
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