子宮頸がんワクチンの研究をめぐって、3年前に信州大学の当時の医学部長が行った研究をねつ造だと報じた雑誌の記事について、東京地方裁判所は名誉を傷つけたとして、出版社側に対し、330万円の賠償や謝罪広告の掲載を命じる判決を言い渡しました。 26日の判決で東京地方裁判所の男澤聡子裁判長は「特任教授がねつ造した事実は認められない。十分な裏付け取材を怠ったまま掲載した」と指摘し、名誉を傷つけたと認めました。 そのうえで「記事が与えた影響は大きく、結果的に副学長や医学部長、それに教授などをすべて辞任せざるをえなくなった」として、出版社側に対し、330万円の賠償のほか、インターネットに掲載されている記事の一部の削除、それに、月刊誌などに謝罪広告を載せるよう命じました。 判決を受けて池田特任教授は会見で「不正やねつ造というのは研究者にとって致命的なことばだ。裁判長は私の主張を的確に判決に反映してくれた」と
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