職場で、男性であるがゆえの不遇を感じたことがある人は半数超――。こんな調査結果を求人大手インディード日本法人(東京都港区)がまとめた。無意識下での性別による役割分担や長時間労働を前提とした働き方などが背景と見られ、女性だけでなく男性も含めた誰もが働きやすい職場づくりの必要性が改めて浮きぼりになった。19日は「国際男性デー」だ。 同社は10月20~23日に職場における男性特有の困難や障壁に関するインターネット調査を実施。全国の20~50代の正社員や経営者など正規で働く男性2500人から回答を得た。 調査結果によると、54・6%が「職場で男性特有の困難を経験したことがある」と回答。困難の事例としては、「肉体的にハードな仕事をさせられやすい」(40・9%)が最も多く、「残業など長時間労働をさせられやすい・断りづらい」(39・7%)、「家庭より仕事を優先すべきだという空気感を感じる」(37・1%)