大日本印刷(以下、DNP)は、同社が開発した、遮光性やバリア性に優れた「DNP機能性フィルム複合型PETボトル Complex Bottle(コンプレックスボトル)」が、圧力生酒コンソーシアムの日本酒の生酒用容器に採用されたと発表した。 「コンプレックスボトル」は、透明なペットボトルに遮光などの機能を持った着色フィルムを被せて一体成形し、ボトル底部まで覆ったもの。PETボトルは、軽量で使い易さが評価され、さまざまな用途で利用されているが、PETボトルリサイクル推進協議会のガイドラインに基づき、国内ではPETボトル本体への着色が認められていないため、酒類など内容物の変質を防ぐために容器の遮光性が求められる飲料での使用は極めて困難とされてきた。コンプレックスボトルは、飲み終わった後は外側の着色フィルムをはがすことで透明なPETボトルになるため、国内のリサイクルガイドラインにも適合しているという