少々偏りすぎた本が並びまくっているウチの本棚。コレをもうちょっと知性漂う感じにするにはどうしたらいいのか……。 だったら賢そうなデザインに変えちゃえばいいんじゃ!? ……ということで、ザ・賢そう本である岩波文庫っぽいデザインのブックカバーを作ってみました。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:「ぎょう虫検査セロファン」の新しい使い途 > 個人サイト Web人生
ルーシー・ブラックマン事件は、2000年7月に元英国航空の客室乗務員 ルーシー・ブラックマンさんが失踪し、神奈川県三浦市の海岸近くにある洞窟でバラバラ遺体で発見された事件である。 この事件については、これまでにも様々な報道がなされてきた。だが、それら一つ一つを時系列で丁寧につなぎあわせていっても、決して全貌は見えてこない。この事件に関わる実に奇妙な人物たちの存在、そして社会の表と裏が複雑に入り乱れた彼らをとりまく状況を考えれば、無理もないだろう。六本木のホステス、犯人の生い立ち、SM愛好家、便利屋、警察のシステム…。 おそらく犯人でさえ知り得なかったであろう事件の全貌に挑んだ著者は、日本在住歴20年に及ぶ英「ザ・タイムス紙」の東京支局長を務める人物。10年以上の取材期間をかけて見えてきた、ルーシー・ブラックマン事件の真実とは一体何だったのか? この事件を紋切り型のフレームに当てはめてみれば
21世紀の資本 作者: トマ・ピケティ,山形浩生,守岡桜,森本正史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/12/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (107件) を見る 某所のために作ったピケティあんちょこ、みんなにもあげよう。そこらの解説本より詳しいよ。いずれこれをベースに本書いてもいいけど、まずはこれで。読書会とかしてる人々はご活用ください。 ピケティ『21世紀の資本』訳者解説 v.1.1 (pdf, 686kb) ピケティ『21世紀の資本』訳者解説 v.1.1 印刷用 (pdf, 624kb) ちょっと加筆してバージョンアップしました。あと、印刷用バージョンも作った。トナーが節約できます。(02.02) 山形浩生の「経済のトリセツ」 by 山形浩生 Hiroo Yamagata is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承
Wedge ONLINE @WEDGE_ONLINE 今春、講談社100周年記念出版『中国の歴史』(2004~2005年に全12巻発売) の中国語版が刊行され、日本では各1.5万部程度であったものが中国で10万セット売れたという「事件」が起こった。 ow.ly/BFEIA 日中のソフトパワーに圧倒的な差 2014-09-19 13:16:31 Wedge ONLINE @WEDGE_ONLINE 講談社は『中国の歴史』出版に際し、個々の巻を担当する研究者が自由闊達に語ることを推奨。その結果、伝統的な「中原中心史観」ではなく、北方・西方・海域との交錯を通じダイナミックに歴史が動き、多様で魅力ある文化が生起したことを明快に示した。 ow.ly/BFEMB 2014-09-19 13:19:28
【第3回】はこちらをご覧ください。 橋下徹と全体主義 適菜 プロフェッショナルが軽視される世の中になってきたと思います。世の中にはプロフェッショナルが扱うべき領域が絶対にあるはずです。たとえば、医者の判断だったり、パイロットの判断だったり。患者や乗客が決めてはいけないことがある。そして程度の差こそあれ、これはあらゆる職業に当てはまることだと思うんです。 でも、今の政治もそうだし、原発再稼動をめぐる騒動でも、専門家の意見と素人の意見が並列で語られている。これも凡庸な人間が暇さえあれば発言をするという近代大衆社会の土壌に発生した現象だと思われます。 呉 それでも俺は、プロはそれほど軽視されていないと思うよ。ジェネラリストとスペシャリストという問題があってね。儒教文化圏ではスペシャリストがずっと軽視されている。君子(指導者)はジェネラリストという発想がある。個別の技術よりも、徳により全体を束ねる
我々の時間についての遠近感は、時としてとんでもなく歪むが、それに気付く機会があまりない。 だから、何か一つの事項について年表をつくると、背筋が伸びるかのように、縮んでいた時間感覚を修正できる。 自分の経験だと、自分が生まれる前の、近現代あたりが、かなりアバウトにいっしょくたにされていることが多い。サルトルの『嘔吐』がベストセラーになるのはもっとずっと後のように思っていたが、実際は1946年である。 これは周りに質問してみるといい。世代によっては「70年代あたり」に「サルトルがブームだった」となってたりするので、自分と違う世代の人と質問し合うとおもしろい。 ベストセラーの悪口をいうにしても、ファクトを整理しといた方がいいと思って作った私物くさいリストであるが、いろいろツッコミどころや「発見」のしどころがあると思うので公開してみる。 現在に近づくほど、これまた私見だが、ベストセラーと
福永光司/興膳宏訳『荘子 内篇』・同『荘子 外篇』(ともに、ちくま学芸文庫)買ってきましたー。来月『荘子 雑篇』が刊行予定。 それにしても、福永光司氏(と興膳宏氏)の手になる『老子』『荘子』の訳注書の種類が多くて、混乱している読書人も多いのではないでしょうか。 ↑「同じ本ばかり買って!」と言われかねないありさま・・・ 福永光司・興膳宏訳『老子 荘子』(世界古典文学全集、筑摩書房、2004年)については簡単に紹介したことがあります → 世界古典文学全集『老子 荘子』(と福永光司氏『老子』『荘子』との関係) - Cask Strength。今回は、それを含めて、一連の著作の刊行経緯をわかりやすく説明しようと思います。 ※いかにも夏休み中に執筆した記事、というか、無駄に長い文章になっています。目を通すのが面倒だという方は下の「図式で示すと」以下の部分を御覧ください。 発端は、1966年〜1968
これまで何度かやった、Google Scholarの被引用数表示機能を使って、書籍について被引用数の多い順に並べたものの最新版である。 Google Scholarの被引用数表示機能を使うので、昔の文献ほど不利な扱いになる。非ヨーロッパ語の文献についても同様である。 また《名著》ということと、邦訳が手に入りやすいという理由から書籍に限ったので、被引用数が多くても論文は拾っていない。 これは学術コミュニケーションが論文を中心に行われるハード・サイエンスの諸分野がごっそり落ちてしまって、人文書中心のリストになってしまう以外にも、いろいろ問題がある。 たとえばロナルド・コースのEconomicaに掲載された論文The Nature of the Firm"(1937年)と、Journal of Law and Economicsに掲載された"The Problem of Social Cost"
全米を震撼させている(といわれる)あのサイバーパンクニンジャ小説が、とうとう9月29日、日本に上陸した。それが、『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』(ブラッドレー・ボンド、フィリップ・N・モーゼズ:著/エンターブレイン)だ。黒船来航以来の衝撃(?)が日本を襲ったといわれるほどの超問題作。いったいぜんたいどういう作品なのだろうか。 元記事はこちら そもそも原作はブラッドレー・ボンドとフィリップ・N・モーゼズというアメリカ在住の2人で、彼らの書く「間違った日本観」で展開するSF小説のファンとなった人々が日本語翻訳チームを結成。twitter上でリアルタイム翻訳連載を開始したところ、またたくまに話題となり、今や1万6000人以上の人がフォローしているという状況だ。 作品は、世界全土を電子ネットワークが覆いつくし、サイバネティック技術が普遍化した未来の日本が舞台。ニンジャに妻子を殺されたことで
電子書籍の登場で紙の本は消え去るとはいわないまでもマイナー化すると思っている人は多いかもしれません。人類の歴史の中で何千万冊という本が書かれてきたわけですが、今回はその中から「奇書」といわれて現代に引き継がれる本を15冊紹介します。歴史オカルトミステリー好きなあなたにぴったりかも? — SEO Japan 電子書籍リーダー上のファイルよりも本を好む多くの理由の1つ:本には歴史がある。時に、その歴史は明快で顕著である。本は、それに伴った思い出や感傷的な価値を持っているのかもしれない。しかしながら、時に、歴史は奇妙で、歪められ、隠される。特定の本には、ミステリアスな部分や、ワクワクするような謎の言葉や、正常な領域を超えた何かがある。 これは、そういった本、学者を悩ませ愛書家を興奮させてきた本のリストだ。電子書籍について心躍ることはたくさんあるが、本のそのミステリアスな原点は決して新しいフォーマ
読者からのタレコミによると、株式会社武田ランダムハウスジャパンが2011年6月に発売した「アインシュタイン その生涯と宇宙」上下巻のうち、下巻の内容になんと機械翻訳された部分が含まれており、回収騒ぎになってしまったようです。しかもこの件に関わった翻訳者がAmazonのレビューで事情を詳しく説明しており、普段はあまり表沙汰になることのないトラブルの中身がわかるようになっています。 まず、これがお詫びの文章。 武田ランダムハウスジャパン - お詫びとお知らせ http://www.tkd-randomhouse.co.jp/news/index_0701.html 平素は小社刊行物をご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。 この度、本年6月に発売いたしました『アインシュタイン その生涯と宇宙』上下巻のうち、下巻の一部に校正・校閲の不十分な箇所がございました。読者の皆様には多大なるご迷惑
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