タグ

ブックマーク / xtech.nikkei.com (124)

  • 日本でも「竹造建築」が実現間近に、山の厄介者が救世主になる?

    リゾート地など海外では目にすることも多い「竹造建築」。木とは異なる表情が魅力の1つだ。竹は日でも、日用品や家具などに使われてきたが、建築物の構造材としての活用は前例がない。だが、新たな構造システムの開発によって、竹造建築の誕生が日でも現実味を帯びてきた。 「竹集成材構造プロジェクト」の外観イメージ。延べ面積70m2の店舗だ。鹿児島県の薩摩川内市内での建設を想定して設計した。竹材の国内生産量の約8割を占める同県では、増え過ぎた竹が山林を侵するなど「竹害」が深刻で、竹を大量に活用する方法が求められている(出所:日建ハウジングシステム、鹿児島大学大学院理工学研究科鷹野敦研究室、ハフニアムアーキテクツ) 竹造建築の実現に挑むのは、日建ハウジングシステム(東京・文京)。竹集成材構造の性能評価書を取得し、具体的な建設に向けて自治体などに働きかけを進めている。同社によると、竹集成材構造による性能評

    日本でも「竹造建築」が実現間近に、山の厄介者が救世主になる?
  • 建築家の隈研吾氏「自分を超えるために生成AIを使う、藤井聡太名人のように」

    「国立競技場」や「角川武蔵野ミュージアム」などの話題作を手掛けてきた隈研吾建築都市設計事務所(東京・港)の隈研吾氏は、テキストを入力するだけで文章や画像を瞬時に生成するAI人工知能)の登場によって、建築設計者と素人の“境界”がなくなり、「AIさえ持っていれば誰でも設計者になれる時代がやって来る」とみる。

    建築家の隈研吾氏「自分を超えるために生成AIを使う、藤井聡太名人のように」
  • ChatGPTで広告会社の組織激変、サイバーでは30人以上いたディレクターがゼロに

    ChatGPTがデジタル広告の業界構造をつくり替えつつある。大手各社は、ChatGPTを生かして開発したAI人工知能)システムをバナー広告の制作工程に導入。広告制作の生産性向上に成果を上げている。広告制作に携わる人員構成の見直しや、顧客企業から受け取る報酬の体系にメスを入れる動きも始まった。 デジタル広告の中でもChatGPTの影響をもろに受けているのがキャッチコピーの文言をつくる作業だ。商材の種類や想定する閲覧者の属性といった情報を入力すると、瞬く間にキャッチコピーの文言が自動生成される。 ChatGPTをはじめとする生成AIをデジタル広告制作に積極的に活用している1社が、デジタル広告最大手のサイバーエージェントだ。同社は自社開発のデジタル広告制作支援システム「極予測AI」を使い、新たにつくったバナー広告の内容をAIが解析して広告効果の予測値を算出。既に配信しているバナー広告のうち広告

    ChatGPTで広告会社の組織激変、サイバーでは30人以上いたディレクターがゼロに
  • GPT-4が脅威分析し「パワポ1枚」で報告、マイクロソフトがSecurity Copilot公開

    Microsoft(マイクロソフト)は2023年3月28日(米国時間)に開催した自社イベント「Microsoft Secure」で、米OpenAI(オープンAI)の大規模言語モデル(LLM)「GPT-4」を活用したセキュリティー分析ツール「Microsoft Security Copilot」を発表した。現在はプレビュー版を公開する。このツールで何ができるのか、マイクロソフトが示した実例に基づき解説しよう。 Security Copilotは、セキュリティー担当者が社内外で発生したセキュリティーインシデントなどについて自然言語で質問をすると、GPT-4ベースのAI人工知能)がセキュリティーログなどのデータを分析して、攻撃の実態や対処方法などをテキストや図、PowerPointのスライドなどで返答するツールである。 Security Copilotは、マイクロソフトのSIEM(セキュリテ

    GPT-4が脅威分析し「パワポ1枚」で報告、マイクロソフトがSecurity Copilot公開
    masa_iwasaki
    masa_iwasaki 2023/04/05
    これもしかして一番の強みはAIによるセキュリティ分析よりも最終的にパワポで顧客に渡せるところにあるかもしれない。
  • 実験室に行かない「在宅研究」の道を開く、汎用ヒト型実験ロボの実力

    在宅勤務があるなら「在宅研究」も――。ロボット前提社会は医薬や創薬における研究現場の姿も変えるかもしれない。新型コロナウイルス禍を経て、ホワイトカラーの働き方には在宅勤務がすっかり定着した。専用の実験機器が必要で、実験室に行くのが当たり前だった研究現場でも、ロボットにより在宅研究が当たり前の選択肢になる兆しが見え始めた。 LabDroid(ラボドロイド)と呼ぶ、汎用ヒト型の研究支援ロボット「まほろ」は、2のアームで人間が使う実験機器を使いこなす。人間が実験するようにピペットで試薬を吸引して添加したり、実験機器の扉を開閉し操作したりできる。研究者がプログラミングするとその通りに正確に動作し、実験を開始してから解析データを出すまで、一連の作業を人間の手を介さず完了できる。遠隔地から人が操作することも可能だ。従来の実験自動化ロボットは、分注や細胞培養などそれぞれの工程に特化して自動化するものだ

    実験室に行かない「在宅研究」の道を開く、汎用ヒト型実験ロボの実力
  • 東京ミッドタウン八重洲が一部開業、人とバスの流れを変える地下空間

    春割キャンペーン実施中! >>詳しくは 日経クロステック有料会員になると… ・専門雑誌7誌の記事が読み放題 ・注目テーマのデジタルムックが読める ・雑誌PDFを月100pダウンロード

    東京ミッドタウン八重洲が一部開業、人とバスの流れを変える地下空間
  • ソニーG、「画像出さない」イメージセンサーに突破口

    ソニーグループ(ソニーG)がイメージセンサー事業で新たな戦略を打ち出した。画像データではなく目的に合わせた分析データを出力し、市場を社会インフラ全般に拡大する。分析アルゴリズムを継続的に進化させることで、リカーリング(継続課金)型モデルを確立する。 新戦略を担うのは、画像を取得するイメージセンサーと、データを処理するロジックチップを組み合わせた「IMX500」だ。画像データを得るだけの従来のイメージセンサーとは異なり、その場でデータを分析して対象物の有無や分類といった結果だけを出力する。いわゆる「AI人工知能)カメラ」を実現できる。 アプリやサービスの開発環境「AITRIOS(アイトリオス)」をクラウド上に構築し、IMX500から収集したデータをサービスに応用することで、継続的に課金してもらうリカーリングビジネスを構築できる。この仕組みは、これまで売り切り型のビジネスモデルが中心だったイ

    ソニーG、「画像出さない」イメージセンサーに突破口
  • 5年で人員9倍に、知られざるシャープIT内製部隊の威力

    春割キャンペーン実施中! >>詳しくは 日経クロステック有料会員になると… ・専門雑誌7誌の記事が読み放題 ・注目テーマのデジタルムックが読める ・雑誌PDFを月100pダウンロード

    5年で人員9倍に、知られざるシャープIT内製部隊の威力
  • ネットワークの至る所が「10Gビット/秒」に、高速化が進む理由

    あらゆるネットワーク環境で高速化が進んでいる。例えばインターネットへのアクセス回線の主流は、光回線を利用する1Gビット/秒のサービスだった。 だが近年では、最大伝送速度10Gビット/秒をうたうアクセス回線が続々登場している。大手ではソニーコミュニケーションズが先陣を切り、2015年にサービスを開始。2018年にはKDDI、2020年にはNTT東日NTT西日NTT東西)が後に続いている。いずれも現在は国内主要都市のみの対応だが、全国各地にも展開すると予想される。 企業や家庭のLANの高速化も進んでいる。有線LANでは、2.5Gビット/秒の伝送速度を実現するレイヤー2(L2)スイッチが1万円以内で購入できるようになったからだ。それに呼応するかのように、無線LANルーターの中にも、2.5Gビット/秒のLANポートを搭載する製品が登場している。 無線LANでは、最大伝送速度9.6Gビット/

    ネットワークの至る所が「10Gビット/秒」に、高速化が進む理由
    masa_iwasaki
    masa_iwasaki 2022/08/03
    "半導体技術の進歩によって、(高速な機器の)低コスト化が実現できたため"
  • スギ薬局1500店、基幹システム刷新は機能追加・端末導入・AWS移行の3ステップで

    スギ薬局が全国1500店の従業員が利用する基幹システムを刷新した。機能追加、端末導入、クラウド移行の「3ステップ」で刷新を進めた。稼働後も従業員の声を聞いて改善を繰り返し、使い勝手を高め続けている。 「現場の利便性向上を最優先した案件だった」――。全国でドラッグストアを展開するスギ薬局の谷謙次郎取締役システム・物流統括部統括部長は、2021年9月に米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のクラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」上で格稼働を始めた基幹システムの刷新プロジェクトについてこう振り返る。スギ薬局は同システムの刷新に十数億円を投じた。 同社は商品の発注や在庫管理、販売計画などを担う基幹システムを、「新機能の追加」「業務用端末の導入」「クラウドへの移行」という3ステップで刷新した。3段階に分けたのは「現場の業務改善を先行して進めたかったため」(スギ薬局の加

    スギ薬局1500店、基幹システム刷新は機能追加・端末導入・AWS移行の3ステップで
  • 昭和のヒーローであるCOBOLは「シン・コボル」に生まれ変われるか

    2016年に公開された大ヒット映画「シン・ゴジラ」に続き、2022年には映画シン・ウルトラマン」が公開された。2023年には映画「シン・仮面ライダー」も公開される予定だ。もともとゴジラは1954年に映画として誕生し、ウルトラマンは1966年、仮面ライダーは1971年にテレビ番組として登場した。COBOLが生まれたのはこれらと時代が近い1959年である。 「シン」は「新」「真」「神」といくつかの意味を持つとされている。そこで今回は、これら3つの観点で「シン・コボル」のあり方について考えてみよう。 新・COBOL 国際標準規格に準拠し、クラウド移行も進む COBOLはもともと標準言語策定委員会「CODASYL(Conference on Data Systems Languages)」によって開発された共通事務処理用言語だ。最新の第5次規格は2014年に制定された。この「新・COBOL」では

    昭和のヒーローであるCOBOLは「シン・コボル」に生まれ変われるか
  • SaaSの利用中に接続が切れるトラブル、なぜ「HTTP/2」対応が裏目に出たのか

    小売事業者向けSaaSにおいて、利用中に接続が切れるトラブルが発生した。トラブルが報告される5日ほど前、WebサーバーをHTTP/2に対応させた。このため担当者はHTTP/2対応が原因だと推測したが、接続が切れる理由は分からない。詳しく調べたところ、意外な事実が判明した。 現在では多くの企業が業務でSaaSを利用している。人気のSaaSだが、トラブル対応には注意が必要だ。システムはSaaS事業者任せなので、トラブルが発生しても利用者ではどうにもならないケースがある。SaaS事業者としてはいち早くトラブルを解決しないと、利用者の事業継続に影響を与えてしまう。 SaaSにまつわるトラブルは悩ましい。今回紹介するトラブルもまさにそうだった。 複数の事業者からトラブルの報告 トラブルに見舞われたのは、ドリーム・アーツが小売事業者向けに提供する店舗業務支援SaaS「Shopらん(以下SaaS)」を利

    SaaSの利用中に接続が切れるトラブル、なぜ「HTTP/2」対応が裏目に出たのか
  • 円安でSE賃金が「日中逆転」、オフショア開発の価格に転嫁へ

    中国などでのオフショア開発が円安によるコスト増に直面している。国内回帰を図ろうにも、日IT人材不足が深刻で難しい。オフショア頼みが続き、一部で価格転嫁が始まりそうだ。 2022年3月からの急激な円安が、国内外のIT人材の価格競争力に大きな影響を与えている。システムの設計やコーディング(実装)を担うシステムエンジニア(SE)の賃金が、日海外で急速に接近しているからだ。中国の北京や上海を拠点にするSEの賃金は、関係者の話を総合すると、円安が進んだ2022年5~6月の時点で日の大都市圏を上回る水準に達した。 円安が進む前から、日とオフショア先の新興国でSE賃金の格差は縮小し続けていた。「日中逆転」のようなオフショア開発の価格競争力の低下は、10年以上も前からいずれ来ると見込まれていた。経済成長でインフレが進むアジア諸国などで、SEの賃金上昇が5%台かそれ以上の高水準で続いているからだ

    円安でSE賃金が「日中逆転」、オフショア開発の価格に転嫁へ
  • 「我らはファブレス」とAWS、半導体開発の主役はQualcommからGAFAMへ

    米国サンフランシスコで半導体の国際イベント2つが同時開催された。設計関連のイベント「59th Design Automation Conference:DAC 2022」(2022年7月10~14日)と製造関連のイベント「SEMICON West 2022」(7月12~14日)である。どちらのイベントでも半導体開発の主役として威光を放っていたのが、大手IT企業、いわゆるGAFAM†である(図1)。 GAFAM=米Google、米Amazon.com、米Facebook(現Meta Platforms)、米Apple、米Microsoftの頭文字。 図1 米Amazon Web ServicesのDavid Pellerin氏(Head of Worldwide Business Development for Infotech and Semiconductor)が「SEMI Market

    「我らはファブレス」とAWS、半導体開発の主役はQualcommからGAFAMへ
  • なぜ大規模・長期化したのか、KDDI通信障害を検証する

    2022年7月2日未明から続くKDDI通信障害は、発生から既に丸3日が経過した。同月4日午後に会見したKDDI取締役執行役員専務技術統括部長の吉村和幸氏は「現時点で音声通話、データ通信はほぼ復旧している。ネットワークの状態を監視し、個人・法人ユーザーのサービス利用状況を確認した上で、7月5日の夕刻をめどに全面復旧したい」と話した。 一連の通信障害は、ルーターの新旧入れ替えにより音声トラフィックが15分間不通となったことを皮切りに、音声通話用のVoLTE(Voice over LTE)交換機や加入者データベース(DB)の輻輳(ふくそう)、加入者DBとVoLTE交換機の間のデータ不一致といった事象が連鎖したことで広がった。 最大約3915万回線、社会インフラとして交通や物流、金融、気象などに使われる重要回線が、3日以上にわたってつながりにくくなるという今回の事態は、過去10年の間に日で起き

    なぜ大規模・長期化したのか、KDDI通信障害を検証する
  • 再エネやEVの批判者が使う“古いデータ”が日本をおかしくする

    再生可能エネルギーや電気自動車(EV)についての批判が最近増えているように感じる。正当な批判も確かにある。一方でこれらの正当な批判とは悪い意味で一線を画した、誤った“批判”も急増しているようだ。

    再エネやEVの批判者が使う“古いデータ”が日本をおかしくする
  • スマホの画質は2024年に一眼カメラ超え、ソニーGが見通し示す

    「ここ数年以内に、静止画では一眼カメラの画質を超えると見ている」――。スマートフォン搭載カメラについてこう見通しを示すのは、ソニー セミコンダクタソリューションズ(SSS)代表取締役社長 兼 CEOの清水照士氏だ。スマホ向けで加速する大口径化の傾向に、同社が開発する高飽和信号量技術注1)などが組み合わさることで実現するという(図1)。この発言と同時に示した資料では、24年に「静止画は一眼カメラの画質を超える」とあることから、一眼カメラ超えの目安は、24年とみられる。 注1)飽和信号量は、1つの画素で蓄積できる電子の最大値。量を高めることで、明所での撮影性能を向上できる。

    スマホの画質は2024年に一眼カメラ超え、ソニーGが見通し示す
  • MWCで見えた主役交代、巨大クラウド事業者が通信インフラ丸飲み

    「通信業界はクラウドを受け入れる準備が整った。通信事業者はクラウドストラテジーを持つ必要がある」――。 2022年2月28日から3月3日にかけてスペイン・バルセロナで開催されたモバイル業界最大級の展示会「MWC Barcelona 2022」(以下、MWC)において、世界最大のクラウド事業者である米Amazon Web Services(AWS)Chief Technologist TelecommunicationsのIshwar Parulkar氏は、このように訴えた。

    MWCで見えた主役交代、巨大クラウド事業者が通信インフラ丸飲み
  • ドコモショップ大量閉店計画の深層、販売代理店は阿鼻叫喚

    早期撤退を促す“肩たたき”も 販売代理店によると、ドコモは自ら保有する「モバイル空間統計」のデータを活用し、顧客の行動範囲から全国を619の商圏に分類。個々の商圏における販売状況や収益環境、競争力、顧客の動線などを考慮しながら店舗の統廃合を検討していくもようだ。4月から販売代理店に相談するとしており、候補はリストアップ済みの可能性が高い。 2022年度に100店舗削減ならまだしも、3月2日には「文春オンライン」が「NTTドコモがドコモショップ400~500店舗の閉店を計画」と報じた。ある販売代理店幹部は「2月22日の説明会では『2023年度以降も顧客の来店状況などを踏まえ、継続して最適な店舗網を目指していく』とのことだったが、恐らくこの報道が現実なのだろう。ドコモの販売代理店は(2021年度実施の各種手数料削減などで)ただでさえ厳しい状況にあり、大きな痛手となる」とうなだれる。

    ドコモショップ大量閉店計画の深層、販売代理店は阿鼻叫喚
  • ソニーAIらが「超人的」カーレースAI いずれ現実世界に進出?

    「ソニーだからこそ、グループ内のコラボレーションで科学誌『Nature(ネイチャー)』の表紙を飾るような成果を成し遂げられた」(ソニーグループ会長兼社長CEOの吉田憲一郎氏)(図1)。 ソニーAI(東京・港)、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE、東京・港)、ポリフォニー・デジタル(東京・江東)は2022年2月10日午前1時(日時間)、「PlayStation 4(PS4)」向けリアルドライビングシミュレーター「グランツーリスモSPORT」で、人間のチャンピオンドライバーをしのぐ超人的AI人工知能)「Gran Turismo Sophy(グランツーリスモ・ソフィー)」を開発したと発表した(図2)*。同日発行の「ネイチャー」には「Outracing champion Gran Turismo drivers with deep reinforcement learning(

    ソニーAIらが「超人的」カーレースAI いずれ現実世界に進出?
    masa_iwasaki
    masa_iwasaki 2022/02/14
    “多様な状況に対応でき、しかもユーザーを楽しませるための人間らしい妥当な振る舞いができる”