“関西最後の一等地”といわれるJR大阪駅前に、巨大都市公園が誕生した。大規模ターミナル駅直結の公園としては世界最大級。公園を中心とした開発事業「グラングリーン大阪」の総事業費は約6000億円にのぼる。大阪の玄関口は、これまでオフィスや商業施設のような高収益事業の開発が続いたが、なぜ今、公園なのか。関係者の話をまとめた。 約4.5ヘクタールの都市公園を中心に、オフィス、商業施設、中核機能、ホテル、分譲住宅等を整備する再開発プロジェクト「グラングリーン大阪」。「みどり」と「イノベーション」の融合拠点を目指す。完成予定は2027年 景観を楽しみ、くつろぐ、都市公園 「うめきた」と呼ばれるJR大阪駅北地区は、長期的かつ大規模な開発が続いている。2013年に、先行開発区域(うめきた1期)として複合施設「グランフロント大阪」が開業。その西側エリアに新たに誕生するのが、うめきた2期地区開発事業「グラング