スペインからの独立の是非を問う住民投票を行ったカタルーニャ州政府の当時の幹部らに、スペインの最高裁判所が実刑判決を言い渡したことに対し、独立派の住民たちが激しい抗議活動を続け、「カタルーニャを新たな香港にしよう」という呼びかけも広がっています。 スペインの最高裁判所は、14日、おととし独立の是非を問う住民投票を強行したとして反逆罪などに問われていたカタルーニャ州政府の当時の幹部ら9人に対し、最長で禁錮13年の実刑判決を言い渡しました。 これに対しカタルーニャ州では独立を支持する住民が抗議活動を始め、14日にはバルセロナの国際空港におよそ1万人のデモ隊が押しかけ、100便以上が欠航しました。 また16日には一部の参加者が警察官に火炎びんを投げつけたり車に火をつけたりして警察と衝突しました。 地元メディアによりますと、一連の抗議活動でこれまでに200人以上がけがをしたということです。 抗議活動