羽田空港で3日夜、香港航空618便(乗員乗客128人)が、機内で乗客らが暴れるなどしたことから離陸を取りやめ、乗客が未明まで機内に足止めされるトラブルがあった。 東京空港事務所や警視庁によると、香港発の同機は3日午後6時半着の予定で成田空港に向かっていたが、同空港周辺で強い横風が吹いていたため、一度、羽田空港に着陸。天候回復を待ち、9時頃に成田空港へ出発しようとしたが、到着の遅れについて説明がないことに腹を立てた乗客の中国人男性が「ここで降りる」と扉を開けようとし、男性の親族が客室乗務員に水をかける騒ぎが発生。機長は離陸を取りやめた。 成田空港では午後11時以降の離着陸を禁止しているため、同機は羽田空港で足止め状態となり、乗客が同機を降りたのは4日午前2時頃だった。