米グーグルと米アドビシステムズが共同で取り組んだ日中韓対応のフォントファミリー開発。この前人未踏のプロジェクトは今年、無事開発を終え、7月にはアドビが「Source Han Sans(ソースハンサンズ)」(和名は源ノ角ゴシック)として公開し、グーグルは「Noto Sans CJK(ノトサンズCJK)」として公開した。オープンソースとして開発されたこのフォントは、中国語簡体字、中国語繁体字、日本語、韓国語に対応したフォントで、無料で利用できるのが特徴だ。このプロジェクトを率いたのがアドビのケン・ランディ博士だ。ランディ博士は世界的にも著名なCJKVフォント(中国語・日本語・韓国語・ベトナム語のフォント)の専門家で、最終的な字体(グリフ)やUnicode(ユニコード)などのマッピングの仕様、各パートナーとのやり取りやデータの統合、最終的なフォントリソースの作成を管理した。ランディ博士に同プロジ