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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/harutabe (7)

  • 同人誌を作りたかった - 春巻たべた

    11/18(日)、第十五回文学フリマに参加します 参加メンバーはこちらを参照ください。ご覧の通りの超豪華メンバー、全324ページの大ボリュームで、価格は500円と、まさに「はてな文壇の完全総決算」たるにふさわしい空前絶後の内容に仕上がりました。なお、id:harutabeは原稿を落としたので、既発表作(「望郷軌道」)の再録になります。 同人誌を作りました かつてこの国は同人誌の国であったが、四半世紀前に海を越えて伝来したインターネットの暴威は土着の同人誌信仰を徹底的に駆逐し、同人誌が担った機能すなわち在野遺賢の無秩序な混淆および戦場仏教の広範な発信は完全にインターネットに代替されてしまった。現代におけるインターネットは、かつての同人誌の百万倍の効率で無差別に交流と発信を供給する。インターネットは広く深い。この時代において紙の同人誌を作り、あまつさえ手渡しで売ろうなどと企てるのは、精々が時代

  • ガールズ麻雀とハッピーエンド - 春巻たべた

    「幸せな話しか書かない人って、どうなんだろうね」「と、仰いますと?」「なんかやたらハッピーエンドしか書かない人っているじゃない」「たとえば?」「知らないわよ読まないし」「先輩は御存知無いのかも知れませんが、キャッチボールにもルールはあるんですよ」「えーとほら、日野原某とか」「ああ、聖路加病院の。小説の話じゃないんですか?それにアレのって結構黒いですよ」「そうなの?読んだことないけど」「あの気持ち悪い笑顔ほどキラキラしてるわけではないですよ。あとうつぶせ寝枕ね」「なにそれ」「枕の真ん中にこう、穴が開いててですね。うつぶせで寝るんです。顔を穴に入れて。そういう健康法を提唱してるんですよ」「なにそれ。医者がそんな変な商売やっていいわけ?」「だから黒いんですって。私がこの年でもこんなに元気なのは・・・みたいな感じで」「うっげぇ」「まあ、医者なんかに関わってロクなこたないですよ。穢れます」「女の子

  • 父に - 春巻たべた

    このエントリをもって、はてダ100日目になります。 僕はけっこうそういうのを気にするほうで、ここ一ヶ月ほど100日目に上げるに相応しい空前絶後の大傑作小説を書いては消し書いては消ししていたのですが、そのせいか知らんけどここしばらく真剣に体調が悪く下痢に頭痛に悪心に咳のオンパレード、夜も眠れぬほどの咳に往生して仕方なく病院に行ったらレントゲンに派手な影、こりゃキミ肺炎だねと言われたのでこれ幸いと一週間ばかり会社を休んで労咳を患う三文文士を気取って日暮らしキーボードに向かっておりましたが結局仕上がらず、最後の望みを賭けていた三連休も無為に明けてしまうに至り、ようやく諦めました。僕の如きクズが100日目に相応しいエントリを上げて100ブクマとか身の程知らずも甚だしかったし、夏休みを取って上海に皆既日を見に行こうとか当思い上がってました。反省します。 すこし自分語りをします。 書こう、と思い立

  • 虚実について - 春巻たべた

    やまのあなたのそらとおくさいわいすむとひとのいうああわれひとととめゆきてなみださしぐみかえりきぬやまのあなたのなおとおくさいわいすむとひとのいう僕が諳んじられるほぼ唯一の詩だ。 隔週で通っている小説教室の課題をブッチしたまま二週間が過ぎていた。締め切りを破ることに関してだけは既に一人前である。折り悪く仕事の締めも重なり終電で帰宅してはキーボードを睨みつけ凍えた指で夜が白むまで一文字書いては二文字消す生活が続いていた。なんて言うと僕がストイックな文学青年みたいに聞こえてしまうけれども明け方までPCに向かったあとはいつも三時間だけ眠るつもりで昼過ぎまで眠りふざけた時間に出勤していたのだから終電で帰っているのも趣味みたいなものである。結局なんとか書きあがったのは教室当日土曜日の朝六時、凍りついたファクシミリの前で足踏みしながらプリントアウトを教室に送りつけそのまま凍りついた布団に潜り込みいやいや

  • ゲス問題なGDを切り抜ける方法と、ゲス話にイライラしないですむライフハック - 春巻たべた

    悪いのは誰? - ある無人島漂流の物語 - タケルンバ卿日記別にケンカ売るつもりはないんだけどこの人がこういうネタ書くと「さすがマカオの人だけあって・・・」とかどうしても考えちゃってそのツッコミはさすがに不謹慎というかフェアじゃないよなー誰にでもミスはあるよなーと思いつつも全然我慢できねえ!面白すぎるし!みんなよく我慢できるよねすごいね紳士だね!というかこの人のblogよくホッテントリに上がってるけどモナコ以外の記事は一個も思い出せないや。なんか万札に埋もれて(埋もれてないけど)る画像のblogだよね、くらいの印象しかない。こんな気持ち悪い記事書ける人なら「きもちわるい」タグで記憶されててもいいもんだと思うけど。というかこういう研修があったそうです純然たる客観的事実ですみたいなこと言ってるけどいまんとこソースはこの記事しかないわけで、「俺その研修受けたけどそんな話じゃなかったよ」みたいなの

    masapguin
    masapguin 2009/01/22
    脱線してるようなしてないようなきわきわのライン
  • 僕とSF小説 - 春巻たべた

    現在の僕が「SF小説」という言葉を使うときに指示されるところのSF小説、という意味で言えば、初めて読んだSF小説はたぶん、小学校の図書館にあった「海に生きる」「宇宙(そら)に生きる」という2冊の短編集だったと思う。内容はほとんど覚えていないが、それぞれ温暖化で地球が水没した時代と、人類が宇宙に進出した時代を舞台にした短編が収められていたように思う。ググっても全くヒットしなかったのでタイトルは違ったかもしれない。水中バイクが故障したところに酸素ボンベを携えたイルカが救助に来る場面と、発狂したマザーコンピュータを破壊する場面があったことを、おぼろげに覚えている。マザーコンピュータの破壊には宇宙船から取り外したイオンロケット(推進装置だろう)を使っていたのだが、当時の僕は漢字はおろかカタカナもロクに読めなかったから、ライオンロケットというすごい武器(ロケット砲?)だと思って勝手に興奮していた。恥

  • ホームレスの言うことなんて誰が聞くかさ、と母は言った - 春巻たべた

    TVを付けたら松井冬子の番組をやっていたので見た。えらい美人さんがニコニコしながらマウスを解剖して内臓おっぴろげた死体を写生する姿に少々勃起した。美人で画家で頭がおかしいなんて素敵すぎてマンガみたいだ。で、番組の最後のほうで松井冬子が上野千鶴子と対談していたんだけれども、その対談の構図があんまり残酷だったもんだから、俺は少々ガックリきてしまった。上野千鶴子のは一冊も読んだことがないけれど、あれだけ名前が売れてるってことは彼女もまた一端の表現者なんだろうとは思う。その才気溢るる女傑であるはずの上野千鶴子女史が何を言うかと思えば、「ジェンダー化された痛み」だってさ。近所のおばさんみたいな口調で。バロックパールのネックレスを着けて、あらかじめ喋る事考えてきましたみたいなバカ面晒しながら松井冬子の絵と松井冬子の精神世界をバロックパールに絡めて陳腐な言葉を並べてみるのだけれども、松井冬子が変な(描

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