いまはどうか知らんが、おれの時代の小学校テストは、100 点以外を取るのが困難な超易問バトルだった。そんな状態だったから、高学年になって学習塾に通うことになったとき、入塾テストで 70 点くらいだったときは、「ひどい点数だ!」とショックを受けたものだ。が、そうでなければテストというものはおもしろくないということが、すぐに実感できた。 点差のつかないゲームは所詮教師 - 生徒の 1-1 しか接続しない。生徒間に点差がつきうることで、競争心やライバル意識が生まれ、「クラスの中でテストが行われること」に意味が生じる。こうしてテストはマルチプレイになった。生徒の理解度を測るとか、教師の役にしか立たないテストで生徒は盛り上がらないのだ。塾内のレベリングとか当時の地方お受験界隈の神バランスとかに依存する部分が大きいんだが、当時おれにとっての中学受験はなかなかの良ゲーといえた。 …で、その学習塾で、おれ