バブルの何がマズイのか?〜バブルと実体経済 2008年3月24日 経済・ビジネス コメント: トラックバック (0) (これまでの 小島寛之の「環境と経済と幸福の関係」は こちら) 今世界中で起きている株価の下落は、アメリカのサブプライムローンと呼ばれる住宅ローンの破綻に端を発している、と言われており、要は、アメリカの住宅価格バブルがはじけて起きた混乱、ということなのだ。そういう意味では、1980年代の日本に生じた土地価格バブル、それがはじけることで被った90年代以降の不況に、様相がとても似ている、といっていい。もしもそれが本当なら、これから世界不況がやってくる、という可能性は決して小さくはないだろう。 このとき素朴な疑問として浮かんで来るのは、「バブルはなぜ生じるのか?」、そして「バブルがはじけるとなぜ不況になるのか?」というものだろう。今回と次回は、この問題を扱ってみたい。 今回は、