スティーブ・ジョブズの死をきっかけに「どうして我が国では彼のような人材は登場しないのだろう」という議論が巻き起こっています。これは別に日本に限ったことではありません。 この1日の間に僕が新聞で読み、ラジオで聴いただけでも、ロシアや中国でそういう反省が出ています。 ロシアの場合、いま「ロシアのシリコンバレー」を創る構想が政府の肝いりで進行中です。しかし「仏さまのカタチを造るだけで、魂を入れない結果に終わるのではないか?」と懸念する関係者が多いそうです。 ロシアは数学、コンピュータ・サイエンス、物理学などの人材には実は恵まれています。「ロシアのシリコンバレー」計画を進める人たちが心配しているのはその部分ではないのです。 むしろ彼らが心配しているのはロシア経済にはびこる賄賂体質、あるいはマフィア的な取引の呪縛からハイテク産業も逃れることは出来ないという問題です。 「若しアナタがジョブズのような天