損失を抱えた投資家心理は興味深い。例えば25日移動平均線を株価が下回れば、直近で買った人の多くが含み損を抱えたと言うことであり、更に株価が移動平均線から下方に乖離すれば、更に多くの人が含み損を抱えたことになります。テクニカル分析を否定しても、この事実は否定のしようがありません。損失を抱えた投資家心理と言うのは、人さまざまですが、怒り、失望、恐怖と言うものが支配的になっています。 損失を抱えた投資家を3タイプに分けると以下のように分類できる。 ①この辛い状況から一刻も早く抜け出したいと損切りをする人。 ②現実逃避をして嵐が通り過ぎるのをひたすら待つ人。 ③負けを受け入れることが出来ず、資金が続く限りナンピンして回復を待つ人。 そもそも人間というのは、株に限らず嫌なことは先送りする傾向がありますから、多くの個人投資家が最初にとる選択肢は②か③だと思います。株価が短期間の値幅調整で終われば②、③