「国家は破綻する」(This time is different)の著者、C. ラインハートとK. ロゴフ両氏の2010年の論文"Growth in a Time of Debt"(「債務を抱える国の経済成長について")は、先進諸国で国家債務がGDPの90%を超えたら急速にGDP成長率が落ち込むことを20カ国のデータを使って示したはずでした。この論旨は、とりわけ欧州危機における各国の債務削減議論のよりどころともなり、実際G20でも対GDP90%という数字をもとに議論が行われようとしてことをロイターの記事は報じています。http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE93D01B20130414 また、米国での予算の議論でも登場しており、上院予算委員会での証言もされているようで、用話頭のポール・ライアン議員もそれを引用した報告書を出しているなど、大き