書かなければと思いつつ、時間が無く書けなかった重要な話を一つ致します。 アメリカ経済は絶好調。昨日のCPIもコアで+0.3と何ら過不足の無いレベル。巡航速度で驀進中といえます。株価を見ていただいても、ここで再々指摘しているクレジットを見ていただいても問題らしい問題は見当たらない。アルトマン教授が警告するくらいで、これといって懸念を表明する専門家も見当たらない。 そりゃーそうなんですよね。ウォールストリートの平均ボーナス(年収じゃなくて、ボーナスだけ)が25万ドルって状態なんだから、全所得層の上位5%(調査機関によっては3%となるものもある)が全米消費の90%を占めるアメリカでは経済全体をみれば悪くなりようが無い。 所がここもとサブプライム向けの住宅ローンの延滞率がえらい勢いで上がってきているという事実を見過ごしてはならないでしょう。サブプライム住宅ローンというのはその名の通り、低所得者向け