目があるんですね、知らなかった…。 現存する魚で最も深い海の底に棲むコンニャクウオ(snailfish)の群れです。生存状態で撮影に成功したのは、これが史上初。 水深4.6マイル(7500m)以上に棲んでるので、これ撮るのにわざわざ1平米当たり8000トンの水圧に数日間耐え得る新たなカメラ技術を開発しなくてはならなかったようです。1平米当たり8000トンというと、「ミニカーの屋根に象が1600頭乗ってる状態に相当」する圧力。うまくビジュアライズできませんが、大変な魚がいたもんです。 潜水用の足場は日本海溝の海深4.78マイル(7693m)まで下ろしていって、そこで2日間待機してやっとこのようなクリスタルクリアな映像の入手に成功しました。海底到達までにかかった時間は5時間。カメラの機材は英アバディーン大学海洋研究所「OceanLab」のエンジニアたちが、このミッションのため特別にデザインした