町のガソリンスタンド消滅の危機 過去最悪の勢いで閉鎖(1/2ページ)2008年11月21日18時13分印刷ソーシャルブックマーク 10月6日に営業を停止した柿本石油のガソリンスタンド。「特売」の看板はいまも置かれたままだ=青森市、戸村登撮影 原油高や暫定税率の一時期限切れの影響で、ガソリンスタンド(GS)が今年度、過去最悪の勢いで閉店に追い込まれている。9月末までの半年で1千店を超え、影響は特に地方で深刻だ。全国にはGSが3店以下しかない自治体が約150カ所あるが、GSが町から消える事態が現実味を帯び始め、「過疎化を一気に加速しかねない」と懸念する声が出ている。 朝日新聞が各地の経済産業局などに聞いたところ、3月末に全国で4万4057店あったGSは、その後の半年で1109店(速報値)減った。減少率は年率換算すると5%で過去最悪。セルフ式の解禁で急激に整理が進んだ98年度の3.1%を大きく上