JR東日本、西日本両社が相次いでカーシェアリングやレンタル自転車事業を強化する。鉄道会社ならではの駅を拠点としたサービスを展開するほか、決済にはICカードも利用可能とするなど利便性も向上させることで利用者獲得を目指す。サービス拡大によって自動車利用を削減して環境対策に貢献すると同時に、鉄道利用客も拡大する“一石二鳥”効果を狙う。 JR東は19日から、1台の自動車を複数の会員が共同でレンタルするカーシェアリング事業に参入する。東京駅と川崎駅、八王子駅に計6台を配置し、企業などの利用を見込む。サービスの名称は「ecoレン太」で、子会社のジェイアール東日本レンタリース(東京都千代田区)が運営する。利用者はインターネットで予約、入会時に登録したIC乗車券「Suica(スイカ)」を車の読み取り機にかざせば、ドアロックが解除される仕組みだ。 カーシェアはこれまで、レンタカー会社やNPO法人(特