菅経済財政相は19日の閣議後の記者会見で、元「年越し派遣村」村長の湯浅誠・内閣府参与が鳩山首相に辞任の意向を伝えたことを明らかにした。 菅氏は「貧困問題は状況が改善されていない。継続してほしいと話をしている」と述べ、慰留する考えを示した。 湯浅氏は、菅氏の要請を受けて参与に就任。職探しや住宅支援、生活保護など失業者に必要な相談窓口を1か所に集める「ワンストップ・サービス」を提言している。
東京都の石原慎太郎知事(77)が15日、求職者支援のための「年越し派遣村」を今回限りとする意向を表明した。「(次の年末年始には)もうやらねえ。国がやったらいいんだよ。東京都はあのスペースを確保しただけ」と述べた。失業者の職探しの姿勢に対しても持論を展開。「解体工事の求人が30人ぐらい出ていたのに、10人程度しか応募していない。3Kとか介護とかの仕事を避ける人がいる。仕事を選んでいる余裕があるのかね」と注文を付けた。 東京都の年越し派遣村は昨年12月28日~1月4日まで渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターに開村。5日以降は18日を期限として、大田区の「なぎさ寮」に移動。交通費など2万円が渡されると行方をくらます入所者が200人以上出るなど、物議をかもしていた。この日、入所者それぞれが2万円の精算作業を行った。 [2010年1月16日8時59分 紙面から]
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