日本航空をはじめ、アジア地域の大手航空会社が軒並み厳しい状況にあるなかで、域内では格安航空会社が気を吐く。なかでもマレーシアを拠点とするエアアジア、シンガポールのタイガーエアウェイズ、オーストラリアのジェットスターの格安航空大手3社の動向が注目を集める。エアアジアとジェットスターが提携し域内での主導権を握る構えなのに対し、タイガーエアも22日にシンガポール取引所(SGX)に上場し、調達した資金を元に新型機の増強や新会社の設立などでシェア拡大を目指す。アジアの格安航空市場での戦いは一段と過熱してきた。関連記事大手格安航空会社2社が提携 エアアジ…競争激化…韓国の格安航空が中部空港に…記事本文の続き タイガーエアの新規株式公開(IPO)に伴う募集・売り出し株式は、1億6515万5000株で、公募価格は1株1.50シンガポール(S)ドルに設定した。調達した資金の総額は2億4770万Sドル(約15