行方不明になっている「地底の太陽」=万博機構提供未来を象徴する頂上の「黄金の顔」現在を表現している胴体正面の「太陽の顔」過去を表している胴体背面の「黒い太陽」=いずれも大阪府吹田市の万博記念公園 大阪万博のシンボル、岡本太郎作の「太陽の塔」に実は四つ目の顔があった――。塔手前の地下展示室に飾られていた「地底の太陽」で、閉幕直後から行方不明になっている。間もなく万博開幕から40年。記念イベントの目玉にしたいと、独立行政法人「日本万国博覧会記念機構」(大阪府吹田市)は、「公開捜査」に乗り出した。 過去・根源の世界をイメージした地下展示室にあった「地底の太陽」は、金色の強化プラスチック製。「顔」の直径は約3メートルで、左右に波打って飛び出す陽光の部分も含めて、幅は約13メートルだった。 だが地底の太陽は保存の対象とならなかったため、閉幕後の撤去作業の混乱の中で行方不明に。展示室自体も埋め立