仙谷由人官房長官は1日午後の記者会見で、菅直人首相が消費税引き上げの負担軽減策として言及した税還付と軽減税率の導入について「軽減税率と戻し税の両方をするというのは論理矛盾する。全部やるということではなくて国民に選択してほしいという話をしていると理解している」と語った
「名誉棄損の告訴状が3本も4本も出ざるをえないような議論は、いかがなものか」 仙谷由人官房長官は16日夜の記者会見で、自民党議員の国会質問を批判した。 仙谷氏は会見で、記者から「政治とカネの問題で政府・与党に反省点はなかったか」と聞かれ、自らの反省を語る代わりに「アッパーハウス(参院)の方」の質問を、やり玉に挙げた。15日の参院本会議で「鳩山由紀夫前首相を脱税容疑で国税庁に調査させるべきだ」などと主張した西田昌司参院議員が念頭にあるとみられる。 仙谷氏は、「(持ち時間の)30分すべてを政治とカネ、罵詈(ばり)雑言を投げつける質問をした」「フェアではない。結論として、その方や党派への国民の支持が減っていく」と怒りが収まらない様子だった。
「2005年の郵政選挙の後、政策的にまともなことを提起するのでは、なかなか日本の選挙は勝てない、と総括した」。消費税問題が議論された4日の参院決算委員会で、仙谷由人国家戦略・行政刷新相が、こんな「政治論」を披露した。民主党が過去、消費税増税を前提にした年金改革を公約に掲げて選挙に敗れ続けた記憶から、思わず本音が出たようだ。 増税を迫った自民党の丸山和也氏の質問に答えた。4年間は消費税を上げない方針の鳩山内閣で、仙谷氏は消費税論議を主張する数少ない増税論者。それでも、民主党の政策論が「小泉旋風」に敗れたことなどを引き合いに、「我々は大人にならないと政権に近づけない、と反省した」と述べた。 丸山氏は「政権をとるためには耳当たりのいいことを言うのが大人だと学び、その通りに成果を上げたのは見事だった」と皮肉った。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く