JR東海のリニアモーターカー=山梨県都留市 JR東海は10日、国土交通省交通政策審議会の中央新幹線小委員会で、リニア中央新幹線の料金案を明らかにした。東京―大阪間では、東海道新幹線の「のぞみ」(普通車指定席)より1千円高い1万5050円を想定。東京―名古屋間では、700円増しとなる。 同委員会で山田佳臣・JR東海社長は「抵抗感なくリニアを選択していただける水準に置いた」と説明。ただ、「実際の運賃は、開業間近の経済情勢や航空機の料金などと比較して考えたい」とも述べた。 同社は、東京―名古屋間の開業目標を2027年としているが、山田社長は「出来る限り早期に開業したい」と述べ、自社の経営状態によっては開業を早める考えも示した。東京―大阪間は45年の開業を目指している。