本テキストは、週刊少年マガジンで大人気連載された『将太の寿司・全国大会編』(寺沢大介)の、 98年11月4日号~99年3月10日号に掲載された作品についての読書感想文です。 『将太の寿司』は、一見ただの料理漫画に見えますが、 意外にも“腐敗しきった日本プロ野球界への提言漫画”として 「20世紀最後にして最高の野球漫画」と呼ぶにふさわしい名作です。 なお、あくまで読書感想文であるので、原作者の意図を誤って解釈してる部分がもしかしたらあるかも知れません。 11月4日(水) 今週の『将太の寿司』 少年マガジンに『将太の寿司』という料理勝負漫画がある。 今回の勝負は佐治さんvs笹寿司の刺客の甘エビ勝負だ。 笹寿司は勝負のために450万円もつぎこんで水槽を準備、 将太は思わず 「またか…!また金にものを言わせて卑怯な事をするつもりか!!」 と怒りをあらわにするのだが、 水槽くらいで卑怯呼ばわりするの