柏市根戸の民家に旧陸軍高射砲連隊の歩哨所(ほ・しょう・しょ)が残されている。柏が「軍都」だったことを示す貴重な歴史遺産だが、民家が解体されたため、市民団体の保存要請を受けた市教委が民家近くの公園への保存・移設に向けて、土地所有者の国と交渉を進めている。 歩哨所は1938(昭和13)年から根戸地区に駐屯し、柏飛行場の防空にあたった旧高射砲第2連隊の営門そばに置かれた。兵隊が銃に剣をつけて立ち、連隊への出入りを監視した。 コンクリート製のボックス型で、高さは約3・5メートル、幅と奥行きが約1・7メートル。室内からも監視できる四つ角の穴が開いている。 連隊で軍医を務めた故・馬場一馬さんが戦後、連隊跡地の厩舎(きゅう・しゃ)周辺に内科医院を開業。85年ごろ布施地区の土木会社の空き地に放置されていた歩哨所を引き取ってクレーンで自宅に運び、庭で保存していた。 一馬さんは軍医当時、馬に乗って連隊
男女共学なのに、30年以上にわたって男子生徒がいない県立第一高校(熊本市)が、男子獲得に向けた取り組みを強めている。同窓会が独自に中学生の入学希望を調べたり、専用の奨学金制度をつくったり。これからの本格的な受験シーズンを前に「男子よ、来て!」の熱烈コールが続く。 1903年開校で、校章に使われている「白梅」をシンボルに、凜(りん)とした人の育成をめざすという伝統校。だが、78年に3人が卒業したのを最後に男子生徒がいない。元々の女学校のイメージが強く、49年に共学になって間もない頃から男子獲得に苦労してきたという。 そこで乗り出したのが同窓会の「清香会」だ。昨年に男女共学推進委員会を立ち上げ、今年は熊本市内の35の学習塾に協力を求め、同校に入学を希望している男子中学生がどれほどいるかを調べた。 その結果、52人が第1志望に同校を挙げた。第2、第3も含めると117人に上ったといい、同窓生
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