高校野球は今年で100年の節目を迎え、早稲田実業(西東京)の「ヤング・ルース」こと清宮幸太郎らが大きな注目を集めている。しかし、夏の甲子園・第4日で起きた観客のある不可解な行動には、疑問の声が広がっている。 “事件”が起こったのは9日、1回戦の中越(新潟)対滝川第二(兵庫)の試合途中のことだった。6回無死一、三塁の場面で、滝川第二の山名大夢二塁手が一塁走者として二ゴロで二塁に到達する直前、遊撃手が併殺を狙って一塁に投げた送球を至近距離で顔面に受けて退場するアクシデントが起こったのだ。 送球を顔面に受けた山名選手はそのままグラウンドへ倒れこみ、額から血が滴っているのがテレビ画面上でもよくわかるほどだった。ほどなくして山名選手は担架で運ばれ、球場内にはドクターが駆け付け甲子園が一時騒然となった。 そして担架で場外へ運ばれていく際、観客からは惜しみない拍手が送られた。恐らくこの拍手は、大量に出血
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