クレカのオーソリコスト軽減やIoTの「使った分だけ課金」など見込む MUFGとAkamaiは、そんな超高速の新型ブロックチェーンをペイメントでどう活用するのか。大きく分けて、「クレジットカードの少額決済」と、IoTの「使った分だけ課金」に商機があると見込んでいる。 クレカのオーソリコスト軽減 クレジットカードは、基本的に決済のたびに与信確認(オーソリ)をするため、決済ごとにオーソリの手数料がカード会社に掛かる。つまり、少額での決済が続くとカード会社の負担となる。 そこで、カードの与信枠の一部をブロックチェーンに切り出すことでオーソリ頻度を減らし、決済も高速に行おうというのがMUFGのアイデアだ。 例えば、100万円の与信枠があるクレジットカードの10万円をブロックチェーンに切り出すとする。オーソリは切り出し時の1回でよく、ブロックチェーン側は、内部的に10万円分のトークンを生成する。 5円
左から順に、三菱UFJニコス 経営企画本部 デジタル企画部 桑原康史副部長、アカマイ・テクノロジーズ 新村信CTO、三菱UFJニコス常務執行役員 鳴川竜介CTO、MUFG Bank ディジタル企画部 杉本理記調査役 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と米Akamaiが5月に発表した、「決済速度2秒以下、毎秒100万件取引」を可能にするという決済特化型の新型ブロックチェーン。 パブリック・ブロックチェーンである仮想通貨、ビットコインの取引処理速度は毎秒2~7件で、イーサリアムは最大でも毎秒15件。ブロックチェーンではないが高速な取引ができるといわれる仮想通貨リップルでも毎秒1500件の処理速度であることから、毎秒100万件というまさしく桁違いの速度は驚きをもって迎えられた。 なぜ、MUFGとAkamaiはブロックチェーンに注目し、このような高速性能を実現できたのか。三菱UFJニコ
我々が生きる2018年という時代はデータが全てを支配する時代である。「そういう時代が来る」という悠長な話ではない。「すでに来た」、過去形である。それを簡単に検証してみよう。 この男の名を知っているだろうか。 知らないならば覚えておいたほうが良い。その名はロバート・マーサー。世界最大級の1兆円を超える運用残高のクオンツファンド「メダリオン」を運用する会社、ルネサンステクノロジーのCEOである。 ルネサンステクノロジーとは、ジェームス・シモンズという著名な数学者が創業した。世界的な数学賞を受賞する一級の科学者であったシモンズは、株式投資の法則性を数学的アルゴリズムによって解き明かし、のみならず瞬速で自動売買するシステムを世界で初めて証券投資に持ち込んだ。そのシモンズが、当時IBMで機械学習専門のサイエンティストであった人物をルネサンステクノロジーの社長として引っ張ってきた、その人物こそ、このロ
Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you. 1月下旬のある朝、ジェイクは机に置かれた箱を手に取り、ガムテープをはがした。そして、箱の中からiPhoneケースを取り出すと、写真を撮影し、アマゾンのレビューにアップロードした。レビューにはすでに、iPhoneケースの洗練されたデザインとクールなボリュームボタンに関する一文が書かれていた。ジェイクは、タイトルに賛辞の言葉(「完璧なケース!」)を書き加え、最高評価の星5つを付けた。そして、クリックし、レビューを投稿した。 ジェイクはこのiPhoneケースを一度
2018年も“伝説のアナリスト”、メアリー・ミーカー氏がIT系の数字から見たテクノロジー業界の展望を語る「インターネットトレンド(INTERNET TRENDS)」を発表しました。 ミーカーさんは元Morgan Stanleyのアナリストで、現在は米有名ベンチャーキャピタルKleiner Perkins Caufield & Byers(KPCB)のパートナーです。なんと、この年次レポートは今年で23回目。毎回200枚以上(今年は294枚)のスライドを猛スピードで切り替えながら約30分でトレンドについて語ります。膨大な調査データからミーカーさんが何をピックアップしてどうまとめるかに、IT業界の人々は毎年注目します。 全てのスライドを最初からがーっと見ていくと、何だか今のテクノロジー業界の状況が分かるような気がします。ただ、何しろスマートフォン市場やらAIやら中国動向やらプライバシーやら話が
清水建設が開発した自律型パネル貼りロボット「ROBO-BUDDY」。片腕(写真奥)でパネルを支え、もう一方の腕でパネルを留めていく=東京都江東区 ゼネコン各社が自律型ロボットや人工知能(AI)の活用による省人化の技術開発を加速させている。高齢化による離職など建設技能労働者の人手不足が深刻化する中、先進技術の導入で作業の効率化を進め、人への負担を軽減しながら生産性を維持する狙いだ。 清水建設の技術研究所(東京都江東区)のロボット実験棟では、2本のアームを持つ自律型ロボット「ROBO-BUDDY」(ロボ-バディ)の開発が進められている。 鉄骨造の建物内部を模した区画に設置されたロボットは、仕事開始の指令を出すと、アームの1本が脇に置かれたパネルを天井へと水平に持ち上げ、もう1本のアームが天井部分の金属の骨組みを狙ってビスを打ち込む。「従来は職人1人が頭でボードを支えながらビスを打つ。何枚もやる
柳川 範之(やながわ・のりゆき)氏 東京大学大学院経済学研究科・経済学部 教授。東京大学博士(経済学)。専門は契約理論、金融契約。慶應義塾大学経済学部専任講師などを経て、2011年より現職。金融審議会委員などの政府委員を多数歴任。共著書に『ブロックチェーンの未来 金融・産業・社会はどう変わるのか』(日本経済新聞出版社)など多数。 ブロックチェーンは当初、仮想通貨に関する技術にすぎないと考える人たちがほとんどでした。しかし、ブロックチェーンは「台帳の記録」の技術です。記録の技術ですので汎用性が高く、仮想通貨以外にいろいろな分野に使えるはずという認識が徐々に広まってきています。特に、この1~2年でそうした認識が広まるスピードが急になった印象があります。 ただし、ブロックチェーンが今すぐに、社会や市場に大きなインパクトを与える製品やサービスを生み出すと思っている人はあまりいません。多くの人たちは
三菱UFJフィナンシャル・グループは、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の普及で、小口の資金決済が飛躍的に増えるのを見据えて、高速の決済処理システムを開発した。ブロックチェーン(総合・経済面きょうのことば、分散型台帳)技術を使い、処理量を従来のカード決済システムの10倍超に高めた。利用者にとってはスムーズにキャッシュレスで決済できる場所や手段が増えそうだ。IoT対応機器は世界で15年から
NTTデータと日本電信電話(NTT)は5月16日、NTTの生活習慣病の発症リスク予測技術を保険業界で活用すべく、保険会社の商品開発や加入時の査定、加入後の健康改善などにおける有効性を検証するため、無償トライアルに賛同する保険会社を募集している。 両社によると、現在日本では健康寿命の延伸を目指し、さまざまな予防・健康づくりの取り組みが行われているという。特に生活習慣病は、医療費の増大や企業における従業員の生産性低下などをもたらす社会問題となっており、発症予防に向けた個人の生活習慣の改善や健康リスクの把握が求められている。 そこでNTTは、AI関連技術(corevo)のひとつとして、不均質および、希少なデータであっても、高精度な分析が実現可能な手法を確立。健康診断で得られたデータをもとに、将来の生活習慣病の発症確率の予測を実現した。 なお、健診データの分析では、継続して受診していない場合のデー
「ねえグーグル、アレクサって知ってる?」 2歳児、「Google Home」「Amazon Echo」と仲良しになる 筆者には2歳の息子がいる。よくしゃべる元気な男子で、好きなキャラは「しまじろう」、好きな絵本は「はらぺこあおむし」、好きなアプリは「YouTube」だ。 そんな彼は最近、家にあるスマートスピーカーの「Google Home mini」と「Amazon Echo」(Alexa)が気に入っている。Google Homeを「グーグルさん」(または「ぐるぐるさん」)、Echoを「アレクサさん」と呼び、外出するときは「グーグルさんはお留守番? グーグルさん、バイバーイ」とあいさつしたりもする。 我が家は、ダイニングテーブルにGoogle Homeが、夫の書斎にEchoが置いてある。子どもはダイニングテーブルの先にあるリビングにいることが多いので、主なお相手はGoogle Homeだ。
前回はRPA(Robotic Process Automation)で野良ロボットが生まれる原因を紹介した。今回はどのようにすれば野良ロボットの誕生を阻止できるのか、そのガバナンスについて解説する。 RPAでガバナンスが失われ野良ロボットが増殖する最大の原因は、管理責任者の不在である。導入して使い始めたが、管理を担う人や組織が無いために、その後の運用がいい加減になってしまうのだ。 意外と手間のかかるRPA管理 RPA導入を成功させるためには、全社のロボットを管理する役割を担う管理責任者が絶対に必要だ。管理責任者はロボットを作るためにRPA製品を選定し、導入した製品の機能更新があれば全社に適用しなければならない。導入しているパソコンやサーバーとのバージョンの整合性を確認する必要もある。 ロボットが利用する業務システムの機能更新にも注意しなければならない。対象の業務システムに変更があれば、ロボ
Googleの開発者向けイベント「Google I/O 2018」が2018年5月8日~10日まで開催されています。今回のGoogle I/Oの目玉は「AI」にあり、数多くの新機能が発表されました。Googleアシスタントが人間の替わりにお店に電話する「Google Duplex」など、GoogleのAIが解決してきた数々の問題が、Googleの公式ブログでまとめられています。 Solving problems with AI for everyone https://www.blog.google/topics/innovation-technology/io18-overview/ ◆現実世界の問題を解決する GoogleのAI技術は医療分野の可能性も開いています。2016年に糖尿病の合併症として起こる糖尿病網膜症をディープラーニングによる画像認識処理で検出可能にしたGoogleは、同
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