2018年9月20日から開催されている「東京ゲームショウ2018」では,これまでのディスプレイとはまったく異なる立体ディスプレイ技術の出展が行われていたので紹介してみたい。 オーストラリアのVoxon Photonicsのブースは照明を消した暗がりになっており,1台の3Dディスプレイが持ち込まれていた。丸い透明なドームの付いた筐体が特徴的で,ドームの周りにはジョイスティックと4ボタンからなるコンパネが4台分付いており,最大4人でゲームをできる。 ドームの下の台にはDLP(DMD)デバイスが設置されており,そこからドーム内の空間に立体映像を投影している。 DLPは半導体の表面に細かい鏡をたくさん設置し,1個1個を微妙な角度に調整できるというデバイスだ。光を当てると画素ごとに濃淡をコントロールでき,それを利用して映像を作ることができる。小型プロジェクタでよく使われている技術である。今回のデバイ
![[TGS 2018]空間に本物の立体映像を描くVoxon Photonicsのテクノロジー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/604f6ca41cb620f1f051e00d84a0e9bfb9ce067f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjp.gamesindustry.biz%2Farticle%2F1809%2F18092001%2FTN%2F004.jpg)