この記事は、日経SYSTEMS 6月号に掲載された連載「新野淳一の技術インパクト」第3回のオリジナル原稿をPublickey掲載用に編集したものです。Publickeyでは日経SYSTEMS編集部との合意を得て、雑誌発行から一定期間後に記事をPublickeyに掲載しています。 現在、ほとんどあらゆる業務アプリケーションのバックエンドには、リレーショナルデータベースが存在する。そのリレーショナルデータベースは、1980年代に商用製品が登場した当初から大きな課題を抱えてきた。遅い、という課題だ。 この課題を解決するために、最近ではハードディスクの代わりにフラッシュドライブを用いたり、NoSQLデータベースなどが登場しつつあるが、大きく注目され実用化も進んでいるのが「インメモリデータベース」である。 文字通りすべてのデータをメモリ上で保持することにより圧倒的な速度を実現するインメモリデータベー
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