米IBMは10月26日、インドにある同社の研究所が、英会話上達用の技術を開発したと発表した。音声認識などの技術をベースにしたもので、英語を母国語としない人々がWebサイトを通じて、「オンラインゲームの感覚で」英会話の上達に利用できる技術だという。 この技術は、各単語ごとのアクセントや、複数の単語を組み合わせた文節の発音を評価できるよう、特別に適応させた言語認識ソフトウェアを使用。ユーザーの英会話力を、文法、発音、理解力などの面から評価し、詳細なスコアを提示する。また、音声ベースでの文法テストも行うという。 この技術はもともと、インドのコールセンター職員の英会話力向上のために開発されたもの。IBMでは、この技術は学校やビジネスのほか、個人向けなどにも幅広く応用できると見ている。