京都府宇治市のマンホールは大変凝っています。 宇治橋と紅葉が全面に刻まれ、マンホールファンならずとも、立ち止まって見惚れる美しさ。しかし、このマンホールのデザインに対して、市内に住む臼井(うすい)さんが怒りました。 「孫が名前を踏みつけられ、からかわれているんだ」 よく見ると、確かに平仮名で小さく「うすい」と刻まれています。雨水用のマンホールだからです。宇治市のマンホールには「雨水用」と「汚水用」があるのですが、汚水用の字面がよくないので平仮名にしたのに合わせ、雨水用も平仮名表記にしたのだそうです。 その平仮名表記が気に入らない臼井さんは、市内すべてのマンホールを取り替えるように市へ要求しました。しかし、マンホール1カ所を交換するのに約15万円もの費用がかかります。全部交換すれば、莫大な出費です。 私も同姓の臼井。 今週号「恐怖のクレーマー」で、この“うすい”問題を追いかけてき