セキュリティ企業のフォティーンフォティ技術研究所(FFR)など14社は2010年3月2日、「ガンブラー(Gumblar)」をはじめとするWeb経由の攻撃への対策方法を検討する「Web感染型マルウェア対策コミュニティ」を設立すると発表した(写真)。複数の企業が協力してマルウエア(不正プログラム)の検体や攻撃手法などの情報を共有して、有効な対策を迅速に打ち出すのが狙いだ。 Web感染型マルウェア対策コミュニティは、マルウエアの調査や研究を担当する「調査会員」と、調査会員が作成したレポートを基にユーザー保護に取り組む「賛助会員」で構成する。調査会員の各社は、マルウエアの解析結果や防御方法などをメーリングリストなどで報告。マルウエアの検体の共有や、共同分析などを通じて、有効な対策手段を検討する。調査結果や対策方法をまとめたレポートは、一般に公開する。 ガンブラーによるWebサイト改ざんは、国内では