本件はEC-CUBEに関しての一番最初の届出だったのですが、再現方法が複雑で、自分の説明がうまくなかったのもあって、IPAの方と話がうまくかみ合わず苦労した覚えがあります。 これはPostgresを利用しているEC-CUBEの上記バージョンにおいて、不正なUTF-8文字コードをリクエストに含めるとエラーが発生し、エラーメッセージとして、PHPSESSIDに紐づいているPHPセッションオブジェクトに入っている情報の先頭680バイト部分(長さは環境による)が、ユーザーのブラウザ上で暴露されてしまう、という脆弱性と、そのエラーメッセージのダンプにタグを含ませることができ、XSSが可能、という脆弱性です。 再現に使ったPostgreSQLのバージョンは9.2.3で、MySQL利用のEC-CUBEだと再現せず、またEC-CUBE2.12.3では同様の攻撃を行っても情報は出力されませんでした。 当時使