先頃、Macをターゲットとしたマルウェアとして世間を騒がせた「Flashback」だが、このマルウェアの制作者たちがどのようにして最終的な目的である不正利得を得たのかについて、米Symantecが分析結果を報告している。Flashbackは感染したマシンに常駐してバックドアを仕掛けるトロイの木馬として知られているが、世界中の感染したマシンを集めてボットネット化し、広告クリックによる収益を得ていたという。 この件についてSymantecは、4月30日(現地時間)に初報を出しているほか、5月16日になりより細かい分析結果を報告している。「Flashback」のもともとの名前の由来は「AdobeのFlash Playerのインストーラを偽装」することで感染を広めたことにあるが、後にJava VMの脆弱性を利用して感染を広げる方法が出現したことで、その拡大に拍車をかけたといわれている。特に、Web