(CNN) スペイン北東部カタルーニャ自治州で同国伝統のスポーツである闘牛が禁止され、州都バルセロナの闘牛場で25日、最後の闘牛が行われた。バルセロナの闘牛場は1900年代初頭以来、スペインの歴史に残る数々の競技の舞台となってきたが、昨年、カタルーニャ自治州議会が闘牛の禁止を決めた。 25日の最後の闘牛はチケットが売り切れ、スタンドを埋めた観客が、伝統の衣装に身を包んだ闘牛士ホセ・トーマスさんに声援を送った。国営テレビTVEは、観客が競技場になだれ込んで砂を集め、記念に持ち帰ったと伝えている。 一方、闘牛場の外では、闘牛は残酷だと主張してきた動物愛護団体が抗議活動を展開。ファンと抗議活動家が衝突しないよう、警察が目を光らせた。 地元の歴史家によると、闘牛は聖書の時代にまでさかのぼるスペイン伝統のスポーツで、現在も多くの州で行われている。 しかし国営テレビTVEは、闘牛は暴力的であり子どもに