第30回人工知能学会全国大会初日となる6月6日の夜、倫理綱領案を巡るパネル討論が開かれた。終了直後に倫理委員会委員長の松尾豊・東京大学特任准教授は「年内に倫理綱領を発表したい」と明らかにした。 「年内に人工知能学会として、倫理綱領を発表したい」 パネル討論の終了直後、倫理委員会委員長の松尾氏はこう明らかにした。 当日、人工知能学会のホームページで公開された倫理綱領案は、「人類への貢献」「誠実な振る舞い」「公正性」「不断の自己研鑽」「検証と警鐘」「社会の啓蒙」「法規制の遵守」「他者の尊重」「他者のプライバシーの尊重」「説明責任」の10項目で構成される。倫理委員会は1年かけて議論し、メンバーである経営共創基盤の塩野誠氏が中心になってたたき台となる倫理綱領案をまとめた。 (参考)倫理綱領案を公開した人工知能学会 倫理委員会のWebサイト 倫理綱領案は文字通り、人工知能技術の社会的影響や研究者の順
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