8月21日から30日まで、小田急電鉄、江ノ島電鉄、SBドライブ、先進モビリティの4社は江の島周辺の公道で、自動運転バスの実証実験を行った。初日の8月21日には報道向け試乗会・取材会が開かれた。江の島周辺公道の実証実験は2018年9月以来、2回目だ。 18年の実証実験を取材したとき、私はとてもガッカリした。自動運転という触れ込みでバスに乗ったら、ほとんど手動運転だった。横断歩道の発進、駐車車両の回避 交差点を曲がるときなど。自動運転は障害物のない江の島大橋区間程度で、先行する自転車を追い越す場合はやっぱり手動運転。その印象をそのまま記事に書いた。(関連記事:自動運転路線バス、試乗してがっかりした理由) 私自身が自動運転業界の深度を理解していなかったこともある。自動運転という言葉に対する期待の大きさが落胆の大きさになった。だからこそ一般市民も同じ感想ではなかったか。これを自動運転だといわれても