国際オリンピック委員会(IOC)の最上位(TOP)スポンサーに、米民泊情報サイト大手「Airbnb(エアビーアンドビー)」が新たに加わったことが、2024年夏季五輪の開催地であるパリに波紋を広げている。AP通信などによると、猛反発したフランスのホテル業界団体が、パリ五輪の組織委員会との協力関係を凍結。「不公平な競争にならないか」などと説明を求めている。 エアビーのTOPスポンサー入りは18日にロンドンで発表された。会見にはIOCのバッハ会長も駆けつけ、「五輪組織委が宿泊施設にかけるコストを削減できる」と評価した。民泊は主に住宅の空き部屋を宿泊先として旅行者に貸し出す仕組みで、エアビーには世界で700万件以上が登録されている。 しかし、これにフランスのホテル業界が猛反発。AP通信の取材に答えた経営者団体の広報は、「エアビーも我々と同じ安全基準を求められるのか。24時間体制の受付や朝食の提供を