インクジェット印刷による電子回路開発を行う東大発ベンチャーAgICは、面ヒーター「PRI-THERMO」(プリサーモ)の一般販売を開始した。2016年2月には、接着剤メーカーのセメダインからの資金調達を発表するなど活発な動きを見せる同社。しかし、2014年1月に会社を設立した当初の計画とは違う流れとなっている。同社社長の清水信哉氏にインタビューを行った。 インクジェット印刷による電子回路開発を行うベンチャーAgICは2016年5月13日、面ヒーター「PRI-THERMO」(プリサーモ)の一般販売を開始した。工場やプリンタで使用するヒーターに加え、弁当箱や電池の保温、結露防止などの用途が考えられる。その特長は、インクジェット印刷で得られるフレキシブルさにある。フィルム上のため、厚さは225μmと薄く、軽い。曲げることもできるので、丸めて持ち運ぶのも容易だ。 幅最大600mm/長さ最大2mと大
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