鈴木寛「混沌社会を生き抜くためのインテリジェンス」 インテリジェンスとは「国家安全保障にとって重要な、ある種のインフォメーションから、要求、収集、分析というプロセスを経て生産され、政策決定者に提供されるプロダクト」と定義されています。いまの日本社会を漫然と過ごしていると、マスメディアから流される情報の濁流に流されていってしまいます。本連載では既存のマスメディアが流す論点とは違う、鈴木寛氏独自の視点で考察された情報をお届けします。 バックナンバー一覧 若者は投票に参加しても 無意味なのか? こんにちは鈴木寛です。 衆議院議員選挙が終盤戦にさしかかっています。ここから3日間、各政党、候補者とも死にもの狂いで論戦を展開することでしょう。しかし政治家、マスコミなどの“ステークホルダー”の盛り上がりとは対照的に、いつになく有権者が冷めたムードになっています。 そもそも、解散直後に朝日新聞が行った世論