Googleは、注目の自然言語処理技術「BERT」を、まずは米国の英語検索で採用する。「ブラジルから米国への入国にはビザが必要?」のような会話型クエリを入力した場合、従来より欲しい答えが表示されるようになる。 米Googleは10月25日(現地時間)、Google検索で自然言語処理「BERT」を採用し、検索結果に「過去5年間で最も大きな躍進」をもたらしたと発表した。まずは米国での英語による検索に適用し、提供地域や言語を拡大していく計画だ。 BERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)は、Googleが昨年11月に発表した自然言語処理(NLP)のための言語処理モデル。おおまかに言うと、いくつかのキーワードを抜いた文を学習データセットにして機械語アルゴリズムを訓練し、アルゴリズムによる文脈の理解力を上げるというもの。