大分県宇佐市立安心院中(福島和孝校長)の2年生約30人を乗せた大分交通の貸し切りバスが26日に修学旅行から帰る途中、蛇行を繰り返したため、同乗の男性教諭が運転席のブレーキをかけて停車させていたことがわかった。 けが人はいなかったが、生徒3人が気分が悪くなったという。 同校によると、修学旅行の行き先は関西方面で、生徒たちは26日朝、北九州市でバス2台に分乗。うち1台が福岡県上毛町から大分県中津市加来の国道10号で数回、蛇行した。教諭が男性運転手(70)に声をかけたところ、「大丈夫」と答えたが、教諭は危険と判断。交差点の信号で停止し、発車した直後、運転席に入り、ブレーキをかけた。バスは対向車線の右折レーンにはみ出て止まった。運転手は救急車で病院に搬送され、脱水症状と診断されたという。 大分交通によると、運転手は元社員で、65歳から臨時職員。当日の点呼では体調不良を訴えていなかった。同社は「大変