「発言は粗暴で現状を把握していない。辞めるのは当たり前だ」 石原慎太郎知事は4日の定例会見で、可燃ごみ処理をめぐる混乱の責任を取って辞任する小金井市の佐藤和雄市長について、こうした見解を示した。佐藤市長は周辺自治体に委託しているごみの処理費用を「ムダ使い」と表現、軋轢を生んでいた。 石原知事は「仕事を引き受けている自治体が、『何を言ってやがるんだ』と言うのは当然」と周辺自治体の思いを支持した。 ごみ処理の現状に対しては「ごみ処理を各自治体がやるようになったのは間違いで、弊害も出てきた。都が一括した方が機能的」と指摘した。 小金井市のごみ処理への都としての具体的対応を問われると、「そんなことはしない。自分のけんかは自分で収めればい」と述べた。