御殿場市で2001年9月、少年10人が、当時15歳だった女性を集団暴行しようとしたとされる事件で、最高裁で有罪が確定し、服役を終えた元少年4人が、「虚偽の被害申告などで精神的苦痛を受けた」などとして、被害者の女性を相手取り、計2千万円の損害賠償を求める訴訟を地裁沼津支部に起こしたことが5日、関係者への取材でわかった。 元少年4人は事件当時16〜17歳で、刑事事件の公判では無罪を主張。今回の訴状でも、女性の被害申告は虚偽で、そのために実刑判決を受け、服役させられるなどして精神的苦痛や損害を受けたと主張している。 事件では計10人の少年が逮捕され、全員が捜査段階では犯行を認めた。しかし、提訴した元少年4人は少年審判で否認し、「捜査員に怒鳴られて自白した」などと主張。強姦(ごうかん)未遂罪に問われた一審・地裁沼津支部の公判では、女性の供述が変遷し、検察が犯行日を1週間前に改める異例の「訴因変