宇高航路(玉野市宇野―高松市)を運航する国道フェリー(同市北浜町)は17日、宇野港を午後4時半に出発する便を最後に、航路を1年間休止する。 景気低迷や競合する瀬戸大橋料金の値下げによる利用者減少などが原因。当面、同航路で運航するのは四国フェリー(同市玉藻町)のみとなる。 最終便は高松港発が午後2時半、宇野港発が同4時半。紙テープでの送り出しや、山下周市社長らから船長3人への花束贈呈が予定されている。 玉野市宇野の国道フェリー乗り場には16日、「さよなら宇高国道フェリー 運休まであと1日」という張り紙が出され、利用客らが休止を惜しんでいた。 同社は1961年の創業とともに運航を開始。2010年2月、航路廃止届を四国運輸局に提出したが翌月撤回し、減便による経費節減を図ってきた。今年6月からは午後9時以降の深夜便を廃止。1日22往復から13往復に大幅減便していた。
本州と四国を結ぶ「宇野~高松航路フェリー事業」が、10月17日をもって休止した。岡山県の宇野と香川県の高松を往復することから「宇高国道フェリー」として51年に渡って親しまれたが、2008年に始まった高速道路料金割引や不況による利用者の低下から収益が悪化。収支改善の見通しが立たず休止を決定した。 宇高国道フェリーのマスコット「うたか3姉妹」 宇高国道フェリーでは、漫画家の八的暁さんがデザインしたマスコットキャラクター「うたか3姉妹」を積極的に活用し、2012年には香川県の認知度向上策「うどん県」と連動して「宇高うどんフェリー」企画を実施。フェリーの船内放送を3姉妹が担当するほか、オリジナルグッズを販売していた。 3姉妹にはTwitterアカウントもあり、17日のツイートは切ない内容となった。しかし、最終日の運航は午後になると混雑し、最終便は盛り上がったようだ。運行後のツイートは感動的なものに
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