パリ同時テロ事件を受け世界は、「対テロ戦争突入」とも言うべき様相を呈し始めています。 平穏な日常を楽しむ一般市民を、まったく無差別に残虐かつ冷酷に殺傷した今回のテロ。しかもその現場には、難民に紛れ入国したテロリストの残したパスポートが… 底知れぬ不安と恐怖、懐疑と憎悪の渦に世界中の人々を陥れ、あらゆる信頼関係を分断させ、自由と民主的秩序を崩壊させる。 それこそが、卑劣極まりないテロという行為を引き起こす者にとっての目的そのものなのでしょう。 テロを未然に防ぐための危機管理やテロ根絶に向けての取り組みは、もちろん喫緊の課題です。 ただともすると、自分の心も悲しみと憤りの嵐に支配され、殺伐とした懐疑と恐れの闇に堕ちてしまいそうになります。 そんな中、ふと心に灯った言葉があります。 「戦争は人の心の中で生れるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない。」 ご存知の通り、ユネスコ(
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