当コラムでは、今まで「経済産業省が策定したスキルスタンダードに基づく新たな業務スキルとは?」や「高得点ほど高収入な資格とは?」で経理・財務スキル検定(FASS)の紹介を行ってきました。そのFASSが最近、順調に受験者を伸ばしています。その背景にはさまざまなニーズが隠されているようです。 FASSは、日本CFO協会が実施・運営している経理・財務の基礎的な実務知識を客観的に測定するための試験です。試験は毎年上期と下期にそれぞれ1カ月間実施されますが、2005年下期の第1回検定以来、2007年上期までに4回の検定が実施され、2007年下期(第5回)検定は11月15日〜12月14日の間実施されました。 第1回から第4回までの受験者総数は、7533人。現在実施中の第5回検定の受験者は申し込みベースで、すでに過去最高を更新し、4000人を上回る勢いです(各回の受験者推移はグラフを参照してください)。