本田圭祐の半年 【海外通信員】2009年12月18日 17試合出場6ゴール7アシスト。 前半戦をあと1試合残した今季の本田圭祐のリーグ戦の戦績だ。素晴らしい数字を残したと言えるのではないか。また、数字にこそ残っていないが、本田の強烈なシュートがGKを強襲し、こぼしたボールを味方が蹴り込むといった場面も度々見られた。昇格1年目のチームを率いる主将として、数字を見ただけでも十二分に貢献していることがわかる。とはいえ、本田のこの半年の歩みは、必ずしも順調だったわけではない。克服すべき問題にぶち当たり、その課題に真正面から向き合って、丁寧に克服していく。その連続だった。 開幕から4試合連続ゴールを決め、センセーショナルな活躍で幕を開けた今シーズンだったが、最初に大きな問題が提示されたのが、8月30日のNEC戦だった。この試合で本田は、NECのMFダービッツのマンマークを受ける。それまでの試合で